Happy Hacking Keyboardは仕事を楽しくするアイテム
日々楽しく暮らしたい、もちろん仕事だって楽しくやっていきたい!
そう思う中で、いくつか工夫をこらしています。
カバン、ノート、ペン、ネームホルダー、名刺入れ、などなど日々仕事で使うアイテムを自分だけのものやこだわりのものにすることも工夫のひとつなのです。
中でもこだわりのアイテムのひとつがこれ、"Happy Hacking Keyborad Professional BT 日本語配列/墨 PD-KB620B"。(以下HHKB)
「墨」っていうカラバリの表現が面白いですよね。
確かに光の当たり具合によって白濁するような明るさが出るあたり、「黒」というよりも「墨」といった方が良い表現の色合いです。
HHKBはコンピュータ科学者である和田英一さんが「鍵盤配列にも大いなる関心を」と提言し、コンピュータそのものは消耗品としつつ、一方でキーボードは人とコンピュータをつなぐインターフェースであり独立したものとして終生使えるように、というコンセプトで開発されたものらしいです。
そのコンセプトだけに3,000万回の打鍵が可能という耐久性。普段文章を書いていて、一番押すボタンってEnterかSpaceかですかね?調べたわけではないですが、これらは一文を書いている中でかならず押すボタンですが、例え1日10,000回打っても10年近く持つということになるわけなのです。
…とここまでは調べればわかる情報ということで、ここらは使っている感想です。
まずは「買ってよかった!」と声を大にして言いたいです。
何が良いか?まずは気分!笑
高級キーボードで仕事をしているという悦に入ります。ラインナップにもよりますが、3万円くらいするんですよ。しかも今まで見たことのないような特徴的な「墨」色のキーボードという特別感、さらに打っている時の「すこここここ」という独特な打鍵音も心地よいです。不思議と、もっとたくさん打ちたくなってくるんです。
この爽快な使用感はどこからくるのか?それは静電容量無接点方式という構造に裏付けられているらしいです。押すと静電気が発生して、それを感知して入力が行われるようです。これによって、①強く押し込まなくても軽く押す程度で入力がされる軽快さ、②物理的な接点がないために壊れにくいという特徴が出せるのだとか。3,000万回の打鍵というのもこの方式からきているのですね。
耐久性という観点で言えば、キーボードトップの文字も剥げにくい印刷方式をとっているようです。確かに使っていて全然文字の剥げに心配になったことはありませんね。ただ高いだけではないようです。笑
そして機能性ですが、HHKB、実はよく見るとボタンが少ないことに気づくかと思います。例えばファンクションキーやDeleteキーなどがありません。独特のキー配列です。
一般的によく使われるのは109キーボードと言って、その通り109キーが装備されているものらしいですね。テンキーを除いても90キーを超えるようです。
それに対してHHKBの日本語配列版は69キー。109キーボードからすると4割近く削減です。でも使用していて不便さを感じません。それだけ使用頻度の低いキーも一般的なキーボードには含まれていると言うことなのですね。
その結果、サイズも非常にコンパクト。公式スペックでは「W 294 × D 120 × H 40 (キートップ上面まで)」となっています。横幅にして30センチを切っているので、カバンに余裕で入ります。普段は職場に置きっ放しですが、最近はリモートワークのために職場から持ち帰ってきました。専用のケースもあるようですが、私はAmazonでちょうど良いサイズのケースがあったのでそちらを使っています。
ちなみに私が使用しているのはBluetooth対応をしているモデルで、乾電池駆動が可能ですから、コンピュータとキーボードを完全に切り離して使えます。公式には乾電池2本で3ヶ月駆動と書かれています。
私は電池交換の手間が煩わらしいので写真の通りUSBケーブルによる給電で使っていますね。定位置で使用する分にはこれがストレスなくて良いのではないかと思います。
二つの給電機構があるというのも長く使うには安心材料だと思っています。万が一、片方の給電が故障などをしても使用できますからね。Webなどでユーザを見ていると、私とは逆に乾電池でケーブルレスで普段使いをして、電池が切れてしまったら応急的にUSBケーブルを使っているという方の方が多いように思います。
静電容量無接点方式による耐久性と複数の給電機構を持っていることにより、確かにコンセプト通り永久的に使える可能性を感じます。
良い靴、良いカバン、良い服、、、世の中にはいろんな高級なものがありますが、メンテナンスして長く使い続けると、結果的に安いものを繰り返し買うよりもお得になる、、ということも聞きますよね。下取りだってしてもらえます。
キーボードとして3万円ほどするのは確かに少しお高いと感じるかもしれませんが、それに見合うだけの体験を提供してくれるだけでなく、もしかしたら今後複数回ある程度のキーボードを買うよりも結果的にお得になるかもしれません。
最近はノート型PCが主流なのでキーボードは本体に装備されているもので、キーボードだけ買うというシーンは減ったのですかね。あるいは、SurfaceやiPadなど、タブレット市場も元気ですから、むしろキーボードを別で買って操作をするという人も増えてくるのでしょうか。
私も仕事用のパソコンは何度も変えていますが、このHHKBは私の感じていることや考えていることなどをコンピュータ上で具体化していくための大切な商売道具。今後も長く愛用していきたいと思っています。
こちらはHHKBの公式PVですのでご興味ある方はぜひご覧くださいませ。
※私は真っ先に「龍が如く」を頭に思い浮かべてしまった。笑
【公式】HHKB HYBRID/Classic -コンセプト・機能解説動画 (Happy Hacking Keyboard)
日々の仕事の時間にさらに楽しみを加えたいといった人、ぜひ試してみてください。
ちょっとマニアックなようですが、世界が変わります!