営業マンの幻想
私はもともと入社してから営業を5年やってました。その後、製品企画やマーケティングといった仕事に移ったわけです。
営業の頃は破竹の勢いで、社内表彰をとりまくってました。5年間で4回表彰を受けてます。
でも今思えば、みんなが知ってるカテゴリーかつ、ブランド力の高い製品を扱ってて、成果が出たのも当たり前だったなと思ってます。
そりゃ人によって同じものを扱っていても表彰される人とされない人はいます。でも、それは目標設定基準が必ずしも一律ではないので、相対的な人の評価にはならないわけです。
私が製品企画、マーケティングに移った時に一番苦労したのは人に好かれる製品を作ることと、その認知を作り上げること。私が営業でブイブイいわせてたのは、先人たちの計り知れない苦労の成果があってのことなのだと感じ、自分の力のなさを痛感。
自分はすごく力があると思ってましたが、あれは幻想でした。自分が成果を上げられているときも、そうでないときも、その要因を常に掴んでおくことがとても大事だと思うのです。